今年もドラフトが終わりました。
例年に比べて不作と言われていましたが、まあなんだかんだ言っても盛り上がるものですね。 
というわけで広島を中心にドラフトを振り返っていきましょう。

指名選手一覧はこちら 

1位 大瀬良 大地(九州共立大学) 投手 右投右打 22歳
oosera
やったぜ。
いやー、本格的に広島ファンになってから、抽選で当たりくじを引いたのは初めてですよ。調べたら1位抽選で広島が当たりくじを引いたのは99年の河内貴哉以来だとか。そりゃ初めてだわなw(「かわち」ではない。ついでにいえば川内でもない。)
今年のドラフトで言えば文句なしに大学ナンバーワンでありドラフト全体でも1,2を争う即戦力候補。10勝投手4人を擁するもののそれ以外は1年中とっかえひっかえだった先発陣の5人目の柱となってほしいところ。 新人王を取るくらい活躍してくれればチームとしても悲願の勝率5割越えが見えてきますね。

2位 九里 亜蓮(亜細亜大学) 投手 22歳 右投右打
 kuri
去年の大学ナンバーワン投手・東浜巨(来年に期待)から亜細亜のエースのバトンを受け継ぎ、東都大学リーグ史上3校目のリーグ5連覇へ導いた男。大学通算の四死球率1.54というのは相当いい数字なのではないでしょうか。カタログスペックを見る限り、野村に近い印象を受けます。大瀬良やプロの先輩たちと競い合って先発の5・6枚目を埋める存在となってほしい。

3位 田中 広輔(JR東日本) 内野手 24歳 右投左打
 tanaka
攻守に優れた能力を誇る社会人屈指の内野手。東海大相模―東海大学という学生時代で、同級生の菅野智之との対戦を熱望していた。
入団会見で「自信はあるので勢いのあるプレーで超一流の選手になりたい」 という強気の発言。いいですねえ。指名されて早々「野村監督の(現役時代の)背番号が欲しい」と言ってのけた菊池を思い起こさせます。その菊池は今年ブレーク。二遊間はその菊池以外は
梵―能力的には文句なしだが膝ボロでフル出場は不可能
小窪―全体的に物足りない。小さくまとまってしまった感
安部―伸び悩み
上本―センスのよさは見せたが打撃が力不足
東出―故障明け
とどいつもこいつも不安なので1年目からチャンスはあるでしょう。レギュラーをつかみ取ってほしい。 

4位 西原 圭大(ニチダイ) 投手 25歳 右投右打
nisihara
 
解説の某有名ドラフト評論家に「知らない」と言わしめた隠し玉(都市対抗野球で完封勝利した投手を知らないのは専門家としていかがなものか)。ニチダイに日本選手権、都市対抗野球という大舞台での初勝利をもたらした男です。近年の広島の下位即戦力狙いはことごとく失敗しています(それが層の薄さにつながっている)が、それを打ち破る活躍を見せてほしい。先発にしろリリーフにしろ、ね。

 5位 中村 祐太(関東一高) 投手 18歳 右投右打
nakamura
今年の広島が唯一指名した高校生。個人的に中村を指名したのは非常に嬉しいです。去年の春のセンバツでの快投は今も脳裏に焼き付いています。面白い投手が出てきたものだと思いましたよ。その後は怪我もあって大舞台では見れずじまいでしたが、あの「問題はキレよ」を体現するようなストレートにスピードが乗ってくれば、きっと大仕事をできる投手になってくれるでしょう。期待してます。

去年の徹底的な野手ドラフトに対応するかのような投手中心の指名。1・2位に大学の好投手、3位に即戦力内野手、4位に隠し玉、5位にロマン枠といったところ。個人的には大満足です。大瀬良を引けた時点で成功と言っていいですが、何と言っても5位中村ですね。アマ時代から注目していた選手が贔屓球団に入ってくれるのは非常に楽しみです。

「1日遅れ」とタイトルにありますが、他球団編は明日以降になります。1日(大嘘)遅れ