航路は不定、全速前進!

なんでもあり ペルーサは永久に不滅です

2019年02月

hyousyou_dokusen97
2年連続で年末表彰独占。エルコンドルパサーは延命してキングマンボ系確立の足しにするために購入しました。系統確立は・・・ヴァーミリアンやトウカイトリックは所有する予定ですが、やってる暇あるかな・・・。それはさておき紹介に移りましょう。

1992年生まれ(現5歳)
イーゼンハイム(元:トリプティク92)主な勝ち鞍:BCフィリー&メアターフ
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月/週レース名(グレード)コース騎手人気着順
3/3中山牝馬S(GⅢ芝1800吉田豊1人1着
4/2阪神牝馬S(GⅡ芝1600吉田豊1人1着
5/3ヴィクトリアマイル(GⅠ芝1600吉田豊2人1着
8/1ダイアナS(米GⅠ芝1800吉田豊1人1着
8/4ビヴァリーD.S(米GⅠ芝1900吉田豊1人1着
10/1フラワーボール招待S(米GⅠ芝2000吉田豊1人1着
10/5BCフィリー&メアターフ(米GⅠ芝2000吉田豊2人1着
11/4ジャパンカップ(GⅠ芝2400吉田豊1人3着
12/4有馬記念(GⅠ芝2500吉田豊3人8着
対牝馬なら無敵。吉田豊も全戦法○判定出るようになって、まあまあ頼れる感じになってきました。有馬記念もだいたいは好走したのですが、リューリクにリーディングサイアー取らせるための調整を行った結果このようなことに。まあ掲示板を外したことは以前もある馬だし、多少はね?早め5歳となれば大体は潮時ですが、まだ競走寿命が15くらい残っているため現役続行。母譲りのタフネスですねぇ・・・。

ハッジ(元:セントジャーニー92)主な勝ち鞍:ジュライC
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月/週レース名(グレード)コース騎手人気着順
3/2フューチュリティS(豪GⅠ芝1600岡部幸雄1人1着
3/5ドバイターフ(UAEGⅠ芝1800岡部幸雄1人2着
4/4チャンピオンズマイル(香GⅠ芝1600岡部幸雄1人2着
6/4ダイヤモンドジュビリーS(英GⅠ芝1200岡部幸雄1人1着
7/3ジュライC(英GⅠ芝1200岡部幸雄1人1着
8/2サセックスS(英GⅠ芝1600岡部幸雄1人1着
10/1スプリンターズS(GⅠ芝1200岡部幸雄1人1着
11/1豪スプリントクラシック(豪GⅠ芝1200岡部幸雄1人1着
12/2香港スプリント(香GⅠ芝1200岡部幸雄1人1着
今年はまずアジアマイルチャレンジ制覇を目指したのですが、根幹距離スキルが災いしてドバイターフを勝てず断念。そこからグローバルスプリントチャレンジに切り替えました。チャンピオンズマイルやサセックスSは高額賞金なのでデインヒルにリーディング取らせるため参戦。かなりタフなローテになりましたが、よく走ってくれました。しかしグローバルスプリントチャレンジ制覇の報酬が銅札て・・・大抵アジアマイルチャレンジ完全制覇より難しいと思うんですけど・・・。

アトスシンザン(元:スイートシー92) 主な勝ち鞍:チャンピオンズC
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月/週レース名(グレード)コース騎手人気着順
2/1川崎記念(JpnⅠダ2100大崎昭一1人1着
2/4フェブラリーS(GⅠダ1600大崎昭一2人4着
3/5ドバイワールドC(UAEGⅠダ2000大崎昭一9人6着
6/4帝王賞(JpnⅠダ2000大崎昭一2人1着
11/1JBCクラシック(JpnⅠダ2000大崎昭一1人2着
12/1チャンピオンズC(GⅠダ1800大崎昭一1人1着
12/4東京大賞典(GⅠダ2000大崎昭一1人2着
今年はオレーグが殴り込んできたり、アブクマポーロ・メイセイオペラといった地方の英雄たちの挑戦を受けたりしましたが、年間GⅠ級競走3勝と王者の意地を示してくれました。来年以降は手持ちのダート馬も増えていくので兼ね合いが大変ですが、父のためにも堅実に走っていきます。

1993年生まれ(現4歳)
オレーグ(元:サマービクトリア93)主な勝ち鞍:春秋グランプリ連覇
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月/週レース名(グレード)コース騎手人気着順
1/4東海S(GⅡダ1800蛯名正義1人1着
2/4フェブラリーS(GⅠダ1600蛯名正義1人1着
4/1大阪杯(GⅠ芝2000蛯名正義1人1着
6/1安田記念(GⅠ芝1600蛯名正義1人1着
6/4宝塚記念(GⅠ芝2000蛯名正義1人1着
10/1オーサムアゲインS(米GⅠダ1800蛯名正義2人1着
10/5BCクラシック(米GⅠダ2000蛯名正義5人3着
11/4ジャパンカップ(GⅠ芝2400蛯名正義2人2着
11/4有馬記念(GⅠ芝2500蛯名正義2人1着
今年のうちのエースはこの馬。適性をフル活用してダート1600から芝2500までGⅠ6勝という大立ち回り。BCクラシックではスキップアウェイ・シルヴァーチャームと熾烈な叩き合いを見せ、ジャパンCではピルサドスキーの豪脚にこそ屈しましたが、年を通じて日本馬には一切先着させませんでした。鍋底ということで積極的に出走。ちょうど寿命が尽きたところなので、次の本領発揮は来年の秋あたりかな?

ドンフアン(元:アナスタシア93)主な勝ち鞍:香港カップ
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月/週レース名(グレード)コース騎手人気着順
2/3京都記念(GⅡ芝2200柴田大知1人4着
3/3金鯱賞(GⅡ芝2000柴田大知2人1着
4/1大阪杯(GⅠ芝2000柴田大知3人3着
6/4宝塚記念(GⅠ芝2200柴田大知8人7着
7/3函館記念(GⅢ)芝2000柴田大知2人2着
8/4札幌記念(GⅡ芝2000柴田大知4人3着
10/4カナディアン国際S(加GⅠ芝2400柴田大知13人1着
12/2香港カップ(香GⅠ芝2000柴田大知2人1着
素質は全兄の三冠馬アレクセイの上を行くほどのものを持っていますが、柴田大知の育成に使っているため成績は突き抜けてはいません。それでも金鯱賞では全兄との叩き合いを制し、夏の北海道は出世が遅れたマーベラスサンデーの快進撃の前に取りこぼしましたが、続く伝統の空き巣GⅠ・カナディアン国際Sで人馬共にGⅠ初制覇。香港Cでも米芝の強豪ラビーブを下し連勝を飾りました。海外遠征スキルも付きましたし、本領発揮はこれからだ!

シグレサイギョウ(元:マツノミドリ93)主な勝ち鞍:天皇賞(秋)
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月/週レース名(グレード)コース騎手人気着順
3/5名古屋大賞典(JpnⅢダ1900田原成貴1人1着
4/4福島牝馬S(GⅢ芝1800和田竜二1人1着
5/3ヴィクトリアマイル(GⅠ芝1600田原成貴1人2着
6/4宝塚記念(GⅠ芝2200田原成貴2人2着
10/2京都大賞典(GⅡ芝2400田原成貴1人2着
10/5天皇賞(秋)(GⅠ芝2000田原成貴2人1着
11/4ジャパンカップ(GⅠ芝2400田原成貴3人4着
12/4有馬記念(GⅠ芝2500田原成貴5人2着
去年のオークスに続き今年は天皇賞制覇と、エアグルーヴのお株を完全に奪う活躍。ちなみにエアグルーヴは何故かデビューが2歳暮れまでずれ込んだこともあり、中日新聞杯でやっと重賞初制覇という状態に陥っています。父アークシンザンは少ない産駒からGⅠ馬2頭の他にもマイジェントルマン(ステイヤーズS)、ピエトロシンザン(青葉賞)などの重賞馬を輩出(当然すべてうちの生産)し、リーディング5位まで登りつめて来年の種付け料は1000万を突破しました。

1994年生まれ(現3歳)
スーパーアグリ(元:クレメンティーナ94)主な勝ち鞍:欧州牡馬マイル三冠
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月/週レース名(グレード)コース騎手人気着順
4/3クレイヴァンS(英GⅢ芝1600田中勝春2人1着
5/2英2000ギニー(英GⅠ芝1600田中勝春8人1着
5/5愛2000ギニー(愛GⅠ芝1600田中勝春1人1着
6/4セントジェイムズパレスS(英GⅠ芝1600田中勝春1人1着
9/4ムーランドロンシャン賞(仏GⅠ芝1600田中勝春2人1着
10/4チャンピオンS(英GⅠ芝2000田中勝春1人1着
世代戦のマイルを席巻し、古馬相手でも完勝。さらに2000m級へ飛んでチャンピオンSも制覇と、世が世なら欧州年度代表馬も取れそうな成績。馬主表彰では今年の代表所有馬として扱われていました。来年はハッジとの兼ね合いにもなりますが、主に欧州の中距離路線で行くことになるでしょう。田中勝春の名を世界に知らしめるのだ!

スヴャトラフトリー(元:サマービクトリア94)主な勝ち鞍:皐月賞
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月/週レース名(グレード)コース騎手人気着順
3/1アーリントンC(GⅢ芝1600武豊1人1着
3/4スプリングS(GⅡ芝1800武豊1人1着
4/3皐月賞(GⅠ芝2000武豊1人1着
5/5日本ダービー(GⅠ芝2400武豊1人3着
8/4セクレタリアトS(米GⅠ芝2000武豊1人1着
10/5天皇賞(秋)(GⅠ芝2000大崎昭一1人2着
8/4ハリウッドダービー(米GⅠ芝1800武豊1人1着
覇王オレーグの全弟。兄弟併せて日米でGⅠ9勝、さらに全妹プリンセスロイヤルもファンタジーSで重賞制覇という、偉大過ぎる配合です。こちらも鍋底で競走寿命切れかけ。金鯱賞→大阪杯あたりで寿命切れかな?なんとかGⅠ10勝はして、兄弟で満額種牡馬入りと行きたい。

ダヌィーロ(元:ジャガードゥ94)主な勝ち鞍:日本ダービー
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月/週レース名(グレード)コース騎手人気着順
1/3京成杯(GⅢ芝2000中館英二1人1着
3/2弥生賞(GⅡ芝2000東信二2人1着
4/3皐月賞(GⅠ芝2000東信二2人3着
5/5日本ダービー(GⅠ芝2400東信二2人1着
7/2ジャパンダートダービー(JpnⅠダ2000東信二1人1着
10/2南部杯(JpnⅠダ1600東信二2人2着
11/1JBCクラシック(JpnⅠダ2000東信二2人4着
12/1チャンピオンズC(GⅠダ1800東信二4人2着
馬場万能なら手軽なGⅠ稼ぎとなるダブルダービー制覇の実践例。リューリク系確立のためにも、来年以降はこの馬でダート戦線を制圧したいところですが、アブクマ&メイセイに勝てるかな・・・?ちなみに主戦の東さんが今年で引退なので、鞍上探しも急務となります。とりあえず父の縁がある豊でいいかもしれませんけど。

1995年生まれ(現2歳)

レーベンスラウム(元:マイネレーベン95)主な勝ち鞍:BCジュヴェナイルフィリーズ
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月/週レース名(グレード)コース騎手人気着順
6/12歳新馬芝1400吉田豊1人1着
7/4中京2歳S芝1600吉田豊9人4着
9/1小倉2歳S(GⅢ芝1200吉田豊6人1着
10/2フリゼットS(米GⅠダ1600吉田豊14人1着
10/5BCジュヴェナイルフィリーズ(米GⅠダ1700吉田豊5人1着
10/2阪神ジュヴェナイルフィリーズ(GⅠ芝1600吉田豊1人1着
関東の一番星として中京2歳Sに挑んだところスペシャルウィーク&セイウンスカイと鉢合わせし敗戦。グラスワンダーも札幌2歳Sで見かけたんですが、皆さんデビューが早すぎやしませんかね・・・(困惑)。その後はフリゼットSで大駆けスキル一発装着というアクシデントにも見舞われましたが、順調に勝ち進み日米で最優秀2歳牝馬を受賞。繁殖牝馬としてがメインの馬なので来年一杯で引退予定。トリプルティアラと欧州牝馬マイル三冠のどちらを目指すか、悩みます。

ノヴゴロド(元:アーネンエルベ95)主な勝ち鞍:ホープフルS
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月/週レース名(グレード)コース騎手人気着順
10/52歳新馬芝2000河内洋1人1着
11/4ベゴニア賞芝1600河内洋2人1着
12/4ホープフルS(GⅠ芝2000河内洋4人1着
出生時点でスピード76、さらにグングン成長してスピード81に達している怪物候補。後天的成長で80を超えたのは初めて見ました。この世代の豊にはご存知スペシャルウィークがいるので、母の主戦を務めた河内を起用。順当にデビューから連勝を飾ると、ホープフルSではスペシャルウィーク・セイウンスカイを蹴散らして無傷のGⅠ制覇を果たしました。これは、ひょっとするのか・・・?距離適性的に三冠は無理ですけどね。

今年の殿堂入り
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新2歳馬(1996年生まれ
・ヴァリアント(牡 ジョージエンパイア×アナスタシア)
馬名の由来―イギリス海軍の艦船名より
・オーガスタス(牡 ジョージエンパイア×ニフティニース)
馬名の由来―18世紀のイギリス国王ジョージ2世の本名より
・グロズヌィ(牡 リューリク×タレンティドガール)
馬名の由来―ロシア語で「雷帝」の意。16世紀のロシア皇帝イヴァン4世の異名より
・コマチ(牝 リューリク×クリスザピクシー)
馬名の由来―秋田新幹線の運行列車の愛称より。母母父コダマより連想
・スローンズ(牡 プリモドミニー×ホーフブルク)
馬名の由来―天使のヒエラルキーにおいて第三位に数えられる上級天使の総称。父父ドミニオンより連想
・セントパトリック(牡 ジョージエンパイア×シュンブン)
馬名の由来―アイルランドの祝日・聖パトリックの日より
・ゾフィードロテア(牝 ジョージエンパイア×フォンエイブル)
馬名の由来―18世紀のイギリス王ジョージ1世の娘ゾフィー・ドロテア・フォン・ハノーファーより
・パラドーロ(牝 シンボリルドルフ×アルターピース)
馬名の由来ーヴェネツィア、サン・マルコ寺院の祭壇の後ろに飾られた金色の背障より
・ボタンニチョウ(牝 ジョージエンパイア×マツノミドリ)
馬名の由来―長唄『牡丹蝶扇彩』より。母より連想
・ルーベンス(牡 リューリク×トリプティク)
馬名の由来―16世紀の画家ビーデル・パウル・ルーベンスより

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毎年いろいろ起こっていた出生イベントですが、今年はついになし。この嫁のコメントは出生イベントがなければほぼ毎年起こるようなものなので・・・。まあ、イベントにならない「特別な雰囲気」や、割と多くの出生イベントには「精神・賢さがS」という条件があるので、賢さCのジョージエンパイアをメインに据えていたら、これらから遠ざかるのは当然と言えば当然でしょう。それでは紹介していきます。
97年生産馬一覧表
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アルターピース97(牡 父シンボリルドルフ)スピード77 スタミナ80
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アルターピースは2年連続で超大物を輩出。覚醒・成長力ありは素晴らしいですね。根性が成長しなければ稲妻配合可に仔出し10、と種牡馬としても優秀そうですが、賢さB・・・ここが成長してくれれば、ルドルフの後継として遇するに不足なし、といったところ。この成長型なら8歳まで余裕で走れますし、この仔が引退するまでにはルドルフの後継を決するとしましょう。

バウアーダンサー97(牝 父ジョージエンパイア)スピード73 スタミナ100
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サラ系の名牝・バウアーストックの末裔にあたる血筋から大物登場。地味に大事にしていこうと思っている牝系です。今年のジョージエンパイア産駒の最高スピード。パワーB以外は非の打ちどころのないサブパラで、しかも真稲妻配合の成立対象。ハクタイセイとの配合が今から楽しみですねぇ。まあ超晩成なので、まずは8歳まで現役としてジョージエンパイア系確立のために頑張ります。

マツノミドリ97(牡 父ジョージエンパイア)スピード70 スタミナ90
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今年のジョージエンパイア産駒は牝馬に偏っており、GⅠ級の牡馬はこの一頭だけ。その分1歳で牡馬を多めに持つことにします。おそらくこの馬がマツノミドリ産駒8頭目の重賞ウィナーとなってくれるでしょう。何気に馬場適性が万能○なので、川崎記念を延々と連覇し続けるというようなことをしたいですね。

ホーフブルク97(牝 父モンズン)スピード70 スタミナ74
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ホーフブルク産駒は4頭目にして初の牝馬となります。父モンズンは00年代に大いに活躍する種牡馬ですが、この馬がその先駆けとなるでしょう。母譲りの成長型覚醒を誇りますが、成長力なしまで受け継いでしまったのは余計ですね・・・。サブパラはイマイチで、特にパワーBは痛いですが、瞬発力が成長しなければ真疾風配合の成立対象になりますし、メンタルは良いので合格点。

ツーパーク97(牝 父アークシンザン)スピード66 スタミナ73
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母ツーパークは仔出し・サブパラは良いものの瞬発・根性ともにC(それ以外は全てA以上)ということで、繁殖入りしてくれればいいなとクラブに放り出したところ3歳一杯で繁殖に上がってきた馬で、その初仔となります。父父シンザン・母父シンボリルドルフ・母母母母父父セントライトと三頭の三冠馬を先祖に持つ血統はまさに帝王の血。まあ言うほど強くはないですが、オヤマテスコ~マツノミドリを経由しないトサハヤテ系の担い手として期待しましょう。

シュンイチオーカン97(牝 父デインヒル)スピード62 スタミナ33
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デインヒル牝馬生産において、その母の本命がシュンイチオーカンであることは以前述べた通りですが、ようやく使える水準に達している仔が出ました。サブパラはイマイチですがパワー・瞬発力・賢さと最重要な部分は確保しており、仔出しも十分な数値。本来の役割(アークシンザンとの配合)には関係ないですが、稲妻配合の対象になっているのも良いですね。これで十分な資質を持つデインヒル牝馬は4頭に達しましたので、これだけいれば(多分)望みのシンザンの継承者は輩出することができるでしょう。

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96年は、おそらく今回のプレーで初の年末表彰独占に成功しました。うちの場合晩成が好みなのが災いして2歳部門を取りこぼすことが多いのですが、現在のメイン種牡馬であるリューリクが早熟なおかげでここが上手く埋まった形です。そのリューリクは見事2・3歳の産駒だけでリーディングを奪取。
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サンデー相手に2世代、しかも架空馬だけでリーディングというのはかなりの快挙でしょう(サンデーも4歳までしかいなかったけど)。この調子で系統確立に向けて頑張っていきます。
それはそうとして、ここからは主な活躍馬の紹介に移りましょう。

1992年生まれ(現4歳)
アレクセイ(元:アナスタシア92 牡)主な勝ち鞍:BCターフ
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前年の三冠馬は大阪杯で始動しこれを快勝。春天は距離の都合で回避し鳴尾記念を勝って壮行気分で宝塚記念に挑むもまさかの4着。初めて馬券圏内を外しました。秋は予定通りフランスに向かうも、フォワ賞、本番の凱旋門賞と連続でスウェインの2着。しかし返す刀で出走したBCターフはノーザンスパー以下を抑え完勝し、有馬記念も3着と1年通じて世界の競馬を盛り上げました。今年こそ凱旋門賞制覇!

ハッジ(元:セントジャーニー92 牡)主な勝ち鞍:マイルCS
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昨年の欧州マイル王者は、今年は父デインヒルが日本へリースされたため国内を主戦場に。オーシャンS・高松宮記念と連勝するも調整失敗で安田記念は回避し、腹いせにサマーマイルシリーズ3戦を総なめ。スプリンターズSはフラワーパークに足をすくわれましたが、マイルCSは大外一気で制して意地を見せました。来年はまた父を追って欧州に行きます。

アトスシンザン(元:スイートシー92 牡)主な勝ち鞍:帝王賞
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年初の東海Sは快勝するも、フェブラリーS2着、ダイオライト記念3着、平安S4着と上半期は勝ちあぐねます。しかし帝王賞で逃げ切り勝ちすると素質が開花。マーキュリーC、JBCクラシックと強敵揃いの中を連勝します。チャンピオンズCでは3歳馬オレーグに敗れましたが、年末の東京大賞典は堂々の先行押切で年間GⅠ3勝。無名な存在だった父アークシンザンを一躍全国に知らしめました。来年は中央GⅠ制覇なるか?

イーゼンハイム(元:トリプティク92 牝)主な勝ち鞍:ドバイシーマクラシック
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初戦のドバイシーマクラシックは制するも、続くクイーンエリザベス2世Cはオウリエットの強襲に屈し2着。国内に戻り目黒記念を勝ちましたが、宝塚記念は7着と掲示板を外す結果に。これを受けて秋は牝馬限定戦に的を絞り、府中牝馬Sを快勝すると本番・エリザベス女王杯も3歳女王シグレサイギョウをハナ差抑えて優勝。香港C2着でこの年を終えました。今年の大目標は・・・BCフィリー&メアターフ?

1993年生まれ(現3歳)
オレーグ(元:サマービクトリア93 牡)主な勝ち鞍:日本ダービー
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年明けから京成杯、共同通信杯と連勝。一息ついて皐月賞→NHKマイルC→日本ダービーの春三冠に挑み、全勝しました。秋はセントライト記念を勝って三冠に挑むも、流石に距離が長すぎて9着という結果に。ここから1年ぶりのダートとなるチャンピオンズCに出走すると、古馬王者アトスシンザンを下して勝利。さらに有馬記念でもマヤノトップガン、アレクセイといった強豪を引き連れて優勝し、父リューリクに逆転でリーディングサイアーの座をもたらしました。国内だけで9億2200万という尋常ではない稼ぎっぷり。鍋底発動のためにも、今年も抜け目なくGⅠを狙っていきましょう。

クロンシュタット(元:ビーチプリンセス92 牡)主な勝ち鞍:ベルモントS
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前哨戦のひとつ・ブルーグラスSを制し無敗のまま米三冠へ。ケンタッキーダービー・プリークネスSと連続でスキップアウェイ、ルイカトラズに続く3着に敗れるも、三冠目ベルモントSでスタミナを活かして逃げ切り勝ち。三冠全て惜敗した父の轍を踏むことは避けることができました。その後はトラヴァーズS2着(1着スキップアウェイ)、シャドウェルターフマイルS3着(1着ダホス)、BCダートマイル2着(1着スキップアウェイ)と、最強クラスの相手に好走するも勝ちきれず。寿命的に走れてあと3~4戦なので、今年は確実にGⅠ勝ちを増やしたい・・・。

シグレサイギョウ(元:マツノミドリ93 牝)主な勝ち鞍:オークス
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成長遅めでありながら、デビューは遅れに遅れて3歳2月4週。そこから君子蘭賞、フローラSと勝ち進み無敗でオークスへ。エアグルーヴの主戦武豊がプリークネスSのために渡米していた(代打は蛯沢)ことも幸いし、ここも勝って親子オークス制覇となりました。秋はローズS、秋華賞と盤石の勝ちっぷりで3歳牝馬最強をアピール。エリザベス女王杯では田原が引退レースとなる姉のフジムスメ(前年覇者)を選んだため武豊が騎乗し、イーゼンハイムとの叩き合いの末2着。この初となる敗戦を最後に休養に入りました。アークシンザンはほぼこの馬とアトスシンザンの活躍だけでリーディング7位に。来年は、とりあえず上半期は国内で走る予定。

1994年生まれ(現2歳)
スヴャトラフトリー(元:サマービクトリア94 牡)主な勝ち鞍:BCジュヴェナイルターフ
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この世代のリューリクのエース。去年はクロンシュタットが勝った関西最初の2歳新馬(阪神芝1600)から中京2歳Sと連勝し、短期放牧してからアメリカ遠征へ出発。初戦のフロントランナーS2着から、ブリーダーズフューチュリティ、BCジュヴェナイルターフ、ケンタッキーJCS(GⅡ)、ロスアラミトスFと4連勝。ケンタッキーJCSではシルヴァーチャームを破っており、期待は高まりますが来年の米三冠には別の馬を出す予定のため、クラシックは日本で。兄に続く春三冠制覇を狙います。

スーパーアグリ(元:クレメンティーナ94 牡)主な勝ち鞍:朝日杯FS
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世界を狙える素質を秘めた馬ですが、ここは思い切って若手育成に使うことにし、ルーキー柴田大知を鞍上に。圧倒的なスピードで新馬、函館2歳S、京王杯2歳Sと3連勝し朝日杯へ歩を進めますが、大知がまだ30勝していないため、ここは田中勝春を代打起用。タイキシャトルが出てきて驚きましたが、先行押し切りで無事GⅠ制覇を果たしました。大知はすでに25勝しているので、NHKマイルまでには30勝に達しているはず。そこでGⅠ初制覇となるか?

ニフティサーブ(元:ニフティニース94 牝)主な勝ち鞍:阪神JF
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こちらもルーキー和田竜二を背に、函館でデビュー勝ち。函館2歳Sはスーパーアグリの2着でしたが、小倉2歳Sでキョウエイマーチを撃破し鞍上共々重賞初制覇。ファンタジーSも制し阪神JFへ。和田も30勝に達していないため、代打武豊という贅沢な起用で無事勝利しました。和田はまだ19勝・・・桜花賞までに11勝というのはちと厳しいな・・・まあこの馬も鍋底ですし、どこかでチャンスはあると思います。

新2歳馬(1995年生まれ
・アカネサス(牝 アークシンザン×アカネクイン)
馬名の由来―茜色に照り映える、などの意を持つ枕詞
・ヴォルガデルタ(牝 リューリク×リヴァーメモリーズ)
馬名の由来―ヴォルガ川河口に広がるデルタ地帯
・☆エルコンドルパサー
・サツマハヤト(牡 シンチェスト×ニフティニース)
馬名の由来―古代日本において薩摩、大隅、日向に居住した人々 父より連想
・ドナウヴェレン(牡 リヴァーマン×ホーフブルク)
馬名の由来―ワルツ『ドナウ川のさざ波』のドイツ語表記
・ドンスコーイ(牡 リューリク×ステージネイル)
馬名の由来―14世紀のモスクワ大公ドミトリー・ドンスコーイより
・ノヴゴロド(牡 リューリク×アーネンエルベ)
馬名の由来―ロシア北部の古都より
・プリンセスロイヤル(牝 リューリク×サマービクトリア)
馬名の由来―イギリス国王の長女に与えられる称号。母の初めての牝駒であることから
・マクシミリアーノ(牡 シンボリルドルフ×マニックフルーツ)
馬名の由来―19世紀のメキシコ皇帝マクシミリアーノ1世より
・レーベンスラウム(牝 デインヒル×マイネレーベン)
馬名の由来―ドイツ語で「生存圏」の意。母より連想

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