お久しぶりです。
いよいよ今年も5月。競馬の最高峰・日本ダービーまであと1か月です。POG的にもクラシックシーズンに入り、大勢は決しつつもまだまだGⅠの結果次第で大逆転もありえます。私の指名馬でGⅠに出られる可能性があるのはアンビシャスくらいですが・・・。

そして、現在の番組表ではPOGに休みはありません。ダービーの次の週にはもう新馬戦が始まります。そろそろ来年度のPOGの指名候補の絞り込みを行う時期ではないでしょうか?そんな時ですが、私のリストアップしてある注目馬達を紹介していきたいと思います。指名馬選定の一助となれば幸いです。

まず第1回のテーマは「父ディープインパクト×母父ストームキャット」。不動のリーディングサイアーであるディープインパクトとしてもこれまでの産駒のほとんどが中央で勝ち上がっているこの配合はニックスと呼んで差し支えないでしょう。この配合の2歳馬は今年は7頭。全て紹介していきます。

 ・ラヴズオンリーミーの2013(牡) 鹿毛
馬主―金子真人HD 厩舎―国枝栄(美浦) 馬名予定―プロディガルサン
主な兄姉―リアルスティール(共同通信杯・皐月賞2着)・ラングレー(中央4勝)
「ディープ×ストーム」の象徴といえる母の4頭目の産駒(初仔は持ち込み)。 馬主は兄たちと異なり父と同じに。順調に成長しているようで夏~秋のデビューも期待できそう。間違いなく各地のPOGで争奪戦となる一頭でしょう。

マジックストームの2013(牡) 黒鹿毛
馬主―里見治 厩舎―池江泰寿(栗東) 馬名予定―サトノケンシロウ
主な兄姉―ラキシス(エリザベス女王杯・大阪杯など)・サトノアラジン(中央4勝)
ラヴズオンリーミーと並ぶこの配合の代表例。こちらも一貫してディープを種付けされ続けています。 ただ兄・姉を見る限りこちらはやや完成が遅くPOG向けとは言い難いか?この馬もまだまだ幼いなどというコメントもあり早期デビューではなさそう。ただ中距離向けと言われておりGⅠを期待するならありか?

レッドキャットの2013(牝) 鹿毛
馬主など―不明
主な兄姉―ステラロッサ(中央5勝)・ダイレクトキャッチ(中央1勝・重賞2着2回)
母の輸入後の産駒はデビューせず引退した1頭を除いては全頭が中央で勝ち上がっているという仔出しの良さを誇る。ディープとの産駒はこれが初。上を見るとデビューは2歳秋~冬が主で代表産駒のステラロッサ(父ハーツクライ)は3歳デビュー。

マイグッドネスの2013(牝) 鹿毛
馬主―野田みづき 厩舎―安田隆行(栗東) 馬名予定―不明
主な兄姉―ダノンレジェンド(カペラS・黒船賞など)
日本では希少なヒムヤー系にしてダート短距離戦線で絶賛ブレイク中のダノンレジェンドの妹。 マル外のもう1頭の兄ともどもダノックスの所有馬でしたが、この馬はその妻の野田氏の所有に。厩舎は短距離馬御用達ということで桜花賞に向けて注目の一頭か。

キャタリナの2013(牝) 芦毛
馬主―栄進堂? 厩舎―不明 馬名予定―不明
主な兄姉―エイシンヒカリ(中央5勝)・エーシンクールディ(中央5勝・兵庫サマークイーン賞など)
圧倒的快速で昨秋注目されたエイシンヒカリの全妹。その他にも中央・地方でスピードを発揮している兄姉が多く仔出しの良い母と言える。そんな母の血統を遡るとリボーやシーバードの血が出てくる。ただ全体的に兄姉のデビューは遅く、3歳デビューも多い。

マーキーアトラクションの2013(牡) 青毛
馬主―ダノックス 厩舎―池江泰寿(栗東) 馬名予定―ダノングランツ 
主な兄姉―特になし
母の血統表にはストームキャット・ミスタープロスペクター・シアトルスルーと米の名種牡馬がズラリ。 まだ中央で勝ち星を挙げた兄姉はいないものの筆頭の2頭に近い血統を持ち注目すべき馬。ただ上は揃ってデビューが遅く(全兄マイアトラクションは今日デビュー)、POG向きとは言えないか・・・。 

サンクイーンの2013(牡) 鹿毛
馬主―奈村信重 厩舎―不明 馬名予定―ナムラヘイハチロー
主な兄姉―初仔なのでなし
牝系はノーザンダンサーの母ナタルマに遡る名血でミスプロの血も入る。ナムラがこのような良血馬を所有するのはちょっとイメージと違いますが、何より馬名がインパクト抜群。大塩平八郎からか?ネタ枠としても注目したい一頭。

これで全てです。実は上3頭を除く半分以上が社台グループ以外の生産馬。どの馬にも活躍を期待したいところ。この中にGⅠ馬がいるかは神のみぞ知る・・・。